実際のDE事例を通して、どんな状況に対してどんなアプローチをとったかのイメージをつかみ、自身の現場に活かせるヒントを抽出しよう。

 DEの基礎や実践の概要についてほかの引き出しで述べてきたが、「では、具体的な事例を知りたい」という声がたくさん聞こえてきそうである。この引き出しでは、国内・海外でDEが実践された事例を紹介したい。

 【DEの基礎~「基本的な考え方」を知ろう】【DEの実践~「さあ、DEやってみよう」】で述べた通り、DEは細かい進め方の手順やフレームが決まっているものではない。DEはその拠って立つ世界観や目的に特徴があり、具体的な評価手法としては「使えるものを使う」という実用主義のスタンスである。そこで実際のDEの事例を通して、どんな状況に対してどんなアプローチをとったかというイメージや感覚をつかむことがDEを実践するうえで早いと思われる。

 次の引き出しでは、地域も分野もアプローチも異なる複数のDEの事例を掲載している。どんなところがDEの特徴なのか、どんなところにイノベーションや発展の可能性があるのか、そして評価を進める上での評価者の工夫は何だったのか、これらの「事例」の引き出しを通じて、ご自身が実践で活用できるヒントを見出していただければと思う。

◇DEの事例紹介◇

事例1:NPO法人しんせい

事例2:NPO法人大雪山自然学校

事例3:MPEI(ニュージーランド)

◇DE研修受講生による実践の軌跡〜ケース・ストーリーの紹介◇

実践例1:一般社団法人鬼ごっこ協会

実践例2:混浴温泉世界実行委員会

実践例3:認定NPO法人エデュケーションエーキューブ

実践例4:NPO法人大雪山自然学校

実践例5:一般社団法人復興みなさん会

実践例6:認定NPO法人樹恩ネットワーク

実践例7:NPO法人こども∞感ぱにー